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全部ここにあったんです。

岩手町 弓師 杣 友介さん

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弓師になるために京都で修業の日々、
離れて気づいた故郷の豊かな自然。

沼宮内稲荷神社の宮司の家に生まれ、5人兄弟の4男として育った杣友介さんは、小さい頃からものづくりが好きな少年でした。高校の弓道部で初めて弓に触れ、「自分の手でつくりたい」という強い思いから、京都の「御弓師21代柴田勘十郎」に弟子入り。いずれ家業を継ぎ、弓師の仕事と両立させる約束で、弓づくりの世界に飛び込みました。

弓の工程は200以上にも及び、その修得だけでも大変ですが、使い手の要望に合わせたカスタマイズや修理まで行うのが弓師の仕事。友介さんは師匠の家に住み込み、様々な雑用をこなしながら弓づくりを学び、一通り形にできるまでの技術を身につけました。「弓の良し悪しは成り(形)で決まります。形の調整によって、引き味や矢の飛び方が変わるのですが、経験を積み重ねることでしかいい弓は作れない。日々、一生、勉強です」と力を込めます。

京都では仕事に没頭する毎日ですが、実家を離れてみて気がついたのが、岩手の自然の豊かさ。暇さえあれば山歩きを楽しむという友介さんにとって、ここは「やりたいことが全部できる場所」だといいます。「山菜採りやキノコ採りが好きなんですが、京都では全然できなくて。でもここには、豊かな山や自然がすぐ身近にある。これって幸せなことですよね」。

まだ23歳の友介さんにとって、岩手町での暮らしはこれから育んでいくもの。今は独立に向けて、敷地内に工房を建設中です。「職人として出発点に立ったばかりですが、お客様と一緒に弓そのものを楽しめるような作り手になりたいですね」。もうすぐ、岩手町に“東北初の弓師”が誕生する予定です。